参照:https://movies.yahoo.co.jp/movie/モネ・ゲーム/344996/
今回は、コリン・ファースが絵画の鑑定士を演じるコメデイ映画「モネ・ゲーム」について、評価やあらすじ・ネタバレをご紹介します。
この映画は、会社の社長に無能呼ばわりされている主人公が、仲間達とともに社長に仕返しをする映画です。
物語の途中で日本人も出演し、最初は小馬鹿にしたような扱いになっていますが、終盤では驚きの展開になります。
コメディ要素があり、つい笑ってしまう場面も散りばめられています。
それではモネゲームの評価やネタバレ・あらすじをご紹介しますね。
主な登場人物
ハリー・ディーン(コリン・ファース):本作の主人公。シャバンダーに雇われた絵画の鑑定士。シャバンダーを騙す計画を立てている。
PJ・プズナウスキー(キャメロン・ディアス):ハリーの計画に乗った女性。シャバンダーに気に入られる。
ライオネル・シャバンダー(アラン・リックマン):メディア王で絵画コレクター。モネの作品「積み藁・夕暮れ」を探している。
ネルソン少佐(トム・コートネイ):ハリーの友人。絵画が得意で、モネの作品「積み藁・夕暮れ」の贋作作りを依頼される。
マーティン・ザイデンベイバー(スタンリー・トゥッチ):シャバンダーが新たに雇った鑑定士。
タカガワ(伊川東吾):シャバンダーとモネの作品「積み藁・夜明け」を賭けてオークションで戦った人物。
モネゲームを観た評価
ハリーは真面目で優秀そうな感じを受けましたが、所々でドジを踏むところがギャップになって、なんとなく応援したくなる人物でしたね。
途中、隣人にぶん殴られたり、ズボンは破れて変質者のような姿になったりと、散々な目に会いますが、それも笑えてしまいます。
登場人物は多くないので、映画を見ていて人間関係で話がわからなくなることはなかったです。
他に印象に残ったのは、やはり日本人達が出演していたことです。
最初は片言の英語を喋っていて、何というかバカっぽい感じがしていたんですよね。
コメディ映画だからか分かりませんが、日本人を小馬鹿にしていたような気分になってしまいました。
が、最後のシーンではとてもキリッとした姿をしていたので、「あぁ、これまでのは演技だったんだな」と、なぜか安心してしまいました。
一言付け加えるなら、もう少しコメディ要素があれば良かったな、というところです。
ですが、十分楽しめた映画でしたね。私としては満足いく面白さでした。
あらすじ 起承転結
メディア王で絵画コレクターのシャバンダーの下で働くハリー。
彼は絵画の鑑定士で、モネの作品に精通していた。
が、シャバンダーには無能呼ばわりされており、その仕返しのためシャバンダーを騙す計画を進めることに。
贋作作りが得意なネルソン少佐や、陽気なPJプズナウスキーと組んでシャバンダーを騙そうとするも、なかなかうまくはいかない。
はたして、ハリーはシャバンダーを見事騙すことに成功するのか?
「起」ハリーの壮大な計画
ハリーは絵画の鑑定士で、雇い主のシャバンダーに無能呼ばわりされていました。
そして雇い主のシャバンダーはメディア王で絵画コレクター。
ハリーは長年の屈辱に仕返しすべく、シャバンダーに贋作を売りつけようと計画していました。
ハリーは、シャバンダーがモネの作品「積み藁・夕暮れ」を探し求めていることを知っていました。
過去に、「積み藁・夜明け」がオークションにかけられた際、日本人コレクターのタカガワとの勝負になり、見事落札したのです。
そこで、絵画が得意な元アフリカ小銃隊のネルソン少佐に贋作制作を依頼します。
そして、この計画にはとある人物の協力が不可欠でした。
積みわらー夜明けは、ナチスに強奪され、ゲーリングの別荘カリンハルに飾られました。
が、1945年にパットン将軍の第一師団が襲撃、その時の隊長がブライアン・ブルドッグ・プズナウスキー軍曹でした。
それ以来、絵画は行方不明になっている、というのが通説のようです。
そこで、実はプズナウスキーの子孫が「積み藁・夕暮れ」の絵画を所持していた、という嘘をでっちあげシャバンダーを騙そうとしたのです。
そして、ハリーは軍曹の孫娘、PJプズナウスキーに接触し、今回の計画について話します。 プズナウスキーはこの計画に了承。
プズの実家で、ネルソン少佐の贋作と一緒に写真撮影をします。
「承」プズナウスキーとの出会い
会社に戻ったハリーは、シャバンダーに「積み藁・夕暮れ」の話をするも、社長は信じていない様子。
が、気を取り直してかプズナウスキーを呼ぶことになります。
そしてプズナウスキーはハリーの自宅に移動します。
そこには、シスレーの絵が飾ってあり、購入したおかげで金欠になったとハリーは嘆いていました。
翌日、シャバンダーと商談することになったプズナウスキー。
シャバンダーは、水曜のパーティーに絵画を持ってくるよう言います。
「転」マーティン登場、ハリー危し
プズナウスキーは、シャバンダーに会食に誘われ、そこでマーティンに会います。
そして絵の鑑定や管理は今後マーティンが行うことを知ります。
シャバンダーはハリーをクビにするつもりだったのです。
ハリーに自宅に戻ったプズナウスキーは、シャバンダーがハリーを首にするつもりでいること、そして絵画はマーティンが鑑定することを告げます。
翌日、ハリーはマーティンに電話し、自分の給料が支払われなかったと嘘をついて、シャバンダーの会社が危ないことをアピールします。
そしてシャバンダーはプズナウスキーと一緒にとあるホテルへ向かいます。
今回の目的は、タカガワが所有する220チャンネルというケーブル会社を買収することでした。
一方、プズナウスキーが宿泊していたホテルに戻ったハリーは、宿泊代があまりにも高かったことに驚き、 その腹いせで、ホテルに飾ってあった明時代のツボを盗もうとします。
が、途中清掃員に見つかりそうになったため部屋に隠れるも、鍵をしめられ閉じ込められます。
ハリーは部屋から脱出するも途中ズボンが破け、パンツのみの状態になります。
周りから見れば変質者ですが、それでもツボは手放さないハリー。
なんとか別の部屋に逃れるも、シャバンダーたちに遭遇してしまいますが、プズナウスキーの機転でなんとか脱出。
「結」ハリーの大逆転劇
翌日、プズナウスキーにあうハリー。プズナウスキーはパーティーに参加し、計画を続けることを約束します。
その夜、パーティーが始まりました。
ハリーは絵を見に行くといって建物の中へ向かいます。
そして飾られていた「積み藁・夜明け」を盗もうとするも、セキュリティ装置が発動し、突如ライオンが襲ってくることに。
そこへプズナウスキーが現れ、見事にライオンを捉えることに成功。
一方、シャバンダーはケーブル会社との商談を成立します。
ハリーはシャバンダーに会い、絵画の評価はマーティンに任せることを告げられます。
そしてマーティンは絵画を本物だと判定。
が、ハリーは偽物だと言い、絵画の表面を擦ります。
すると絵が剝がれ落ち、下から別の絵が現れてきました。
マーティンは面目丸つぶれの上、足早にその場から立ち去るのでした。
ハリーを見直したシャバンダーは、引き続き仕事を頑張ってくれと言うも、ハリーはついに仕事を辞めることを告げます。
後日、プズナウスキーを空港まで送り届けたハリー。
そして別れを告げ、これで終わりかと思いきや、ネルソンがトランクから荷物を取り出します。
なんと、ハリーはシャバンダーの「積み藁・夜明け」を盗んでいたのです。
そして空港内にいたタカガワに渡し、報奨金を受け取るのでした。
一方、プズナウスキーは手荷物検査でバッグの中身を確認すると、そこにはハリーが大事に飾っていたシスレーの絵画が入っていました。
嬉しそうに眺めるプズナウスキー。
そしてハリーは少佐に、今度はピカソも書けるか?と聞きます。
ドナルドトランプも欲しがっているらしいからと言い、ここで幕を閉じるのでした〜。